京都では、三大祭りの葵祭、祇園祭と並んで
毎年10月22日に時代祭が開催されます。
時代行列の開催日は「平安遷都の日」と決まってますので、毎年この日に開催されます。
2018年は、10月22日は月曜日になります。
順延の場合は、23日火曜日になります。
、
例年、『暑い~。』と思いながら鑑賞させていただいておりましたが、今年はいかがでしょうか。
昨年は、台風の影響で中止となりましたので2年ぶりの時代祭りですね。
今年は大丈夫そうですが、
開催の可否は、当日22日の午前7時~
平安神宮HP、京都市観光協会HPに掲載
京都市観光協会電話:075-213-1717
にて発表されます。
時代祭りは、維新戦争に活躍した山国勤皇隊から平安京が遷都(都を他所にうつすこと)された延暦時代(えんりゃくじだい)までの時代の衣装に身を包み、京都御苑から平安神宮まで練り歩きます。
1100年もの間栄えてきたその歴史を垣間見れ、日本の歴史の流れを感じることができます。
京都三大祭り、お近くにお越しの際は、ぜひいらして下さいませ。
行程 Schedule
時代行列は正午、京都市上京区の京都御苑を出発し、烏丸通や御池通を経て、午後2時半ごろに先頭が平安神宮(左京区)に戻ります。

京都御所建礼門前出発 Start:Kyoto Imperial Palace(12:00)
→ 堺町御門 Karasuma (12:15)
→ 烏丸丸太町Marutamachi (12:30)
→ 烏丸御池 Karasuma Oike(12:50)
→ 河原町御池 kawaramachi Oike(13:20)
→ 河原町三条 Kawaramachi Sanjo (13:30)
→ 三条大橋 Sanjo-ohashi Bridge(13:40)
→ 三条神宮道 Sanjo Jingumichi(14:10)
→ 平安神宮 Heian Jingu Shrine(14:30)
(Time stated above will be sometimes a little behind schedule.)
※( )は行列先頭通過予定時刻になります。
行列通過には約2時間かかります。
京都市内の周辺道路では、交通規制が行われますので交通機関などうまく利用して頂けたらと思います。
時代祭の始まり
時代祭は、1895年(明治28年)、平安神宮のお祭りで、
平安神宮の創建を記念して、その年の10月25日に、京都が都として繁栄していた時代を表現する行事として、時代行列が提案され、後に「時代祭り」と呼ばれ京都市民に親しまれて行ったそうです。
そして、翌年から桓武天皇が新都に入られた10月22日にお祭りを行うようになったそうです。
平安遷都1100年祭を奉祝しています。
時代祭の特徴
時代祭は、京都三大祭の1つとして、葵祭や祇園祭とともに有名です。
維新戦争に活躍した山国勤皇隊から始まり、笛や太鼓の音色とともに約2,000名・約2キロにわたる 行列は、明治維新・江戸時代・安土桃山時代と移り、平安京の造営された延暦時代まで過去に向かって順番に衣装が変わっていきます。
時代祭りの目的は平安神宮のご祭神である、
桓武天皇と孝明天皇のご神霊に京都の市中を巡行していただくのが目的ともいわれています。
そして、この祭りは、平安神宮の大祭及び建造物・神苑保存のため、広く市民によって組織された平安講社(各学区ごとに編成される「組」を単位にして構成されている)によって開始されたお祭りなのです。
そのために、広く京都市の小学や町内で参加され、大学生のアルバイトが行列の一部に参加することが恒例になっており、京都大学、同志社大学、立命館大学といった京都市内にある各大学に求人が出されるそうです。
時代祭の行列の種類
時代祭の行列は、明治維新・江戸時代・安土桃山時代・室町時代・吉野朝時代・鎌倉時代・藤原時代・延暦時代のそれぞれ8つの時代を当時の衣装や道具を身に着けて再現されています。

【 維新勤王隊列 】
明治維新時代、維新に際して、幕臣が東北地方で反乱したとき、丹波北桑田郡山国村(現在・右京区京北)の有志が山国隊を組織して官軍に加勢しました。
【維新志士列】
明治維新時代、桂小五郎、西郷吉之助、坂本龍馬、中岡慎太郎、高杉晋作等幕末の知識階級の武士で、 明治維新はこの人たちの働きによって基礎が築かれたのです。
【徳川城使上洛列】
江戸時代、徳川幕府は大礼、年始等の際には必ず城使を上洛させ、皇室に対して礼を厚くしました。
【江戸時代婦人列】
江戸時代、和宮をはじめ蓮月、中村内蔵助妻、玉瀾、お梶、 吉野太夫、出雲阿国がつづきます。
【豊公参朝列】
安土・桃山時代、豊公の参朝のうち慶長元年五月秀頼初参内、同2年9月元服の時などは最も盛んであったと伝えられます。
【織田公上洛列】
安土・桃山時代、応仁乱後、京都は衰退その極に達していましたが、永禄11年織田信長はお召しに応じて兵を率いて上洛し、その復興につくしました。
【室町幕府執政列】
室町時代、武家風俗を中心とするもので、足利将軍を中心とした当時の武士の軽武装姿を表現している。
【室町洛中風俗列】
室町時代、十六世紀、室町時代後半に経済力を蓄積した京の町衆によって盛んに催された風流踊りを再現したもの。
【楠公上洛列】
吉野時代、元弘3年、後醍醐天皇が隠岐から還幸された際、楠木正成は一族郎党を率いて鳳輦を兵庫に迎え、先駆として上洛しました。
【中世婦人列】
吉野時代、大原女、桂女、淀君、藤原為家の室、静御前。これらの行列が、それぞれ特徴のあるこの時代の風俗を示しています。
【城南やぶさめ列】
鎌倉時代、承久3年、後鳥羽天皇は朝威回復をはかられ、城南離宮での流鏑馬(やぶさめ)に託して近畿十余国の武士を召されました。
【藤原公卿参朝列】
藤原時代、平安中期以後、藤原氏の盛時における文武両様の姿をあらわしたもの。これは夏の様式で文様、形式等いずれも当代のものによっています。
【平安時代婦人列】
藤原時代、巴御前、横笛、常盤御前、清少納言と紫式部、紀貫之の娘、小野小町、和気広虫。
【延暦武官行進列】
延暦時代、本列に大将に当る者は征夷大将軍坂上田村麻呂を擬したものです。
【延暦文官参朝列】
延暦時代、織物の垂りなどをつけた傘と棒ふりばやしが巡行する古い鉾の形態である傘鉾の一つで、 応仁の乱以前に起源をもち、傘の上には御幣と若松を飾る。
【神饌講社列】
この列は時代祭当日の神饌物を奉献する役を勤仕する者の行列です。
【前列】
神幸列に前行する故に前列といわれます。雅楽の伶人、迦陵頻伽(がりょうびんが)胡蝶等優美な行列で、 また多数の狩衣姿の供奉もあります。
【神幸列】
御賢木(おんさかき)を先頭に、御鳳輩を中心とする神幸の本列です。 全各行列は、この御神祭におともをして行進するわけで、本行列中、主たる意義をもつ列です。
【白川女献花列】
比叡山を源に発する白川の流域に住み、季節の花を売り歩くのを業とする女性が白川女で、その歴史は古く、平安時代中頃から御所に花を届けていたともいわれている。
【弓箭組列】
丹波国南桑田、船井両郡には、源頼政に従って弓箭の術を究めた者が多く、その子孫も平素弓箭組を組織していました。
時代祭り 行列の一覧を参考にさせていただきました。
時代祭りの衣装
行列で使用される衣装・祭具など、すべてが時代考証の上で、京都の職人が厳密に再現しています!京都の職人が腕を振るったこの衣装もみどころのひとつになっております。

交通機関
時代祭り当日は、交通規制があり、
時代祭のコースの最寄で降りることができるは限られています。
臨時便も出ています。
時代祭のコースに最寄りの市営地下鉄の駅は、次の通りです。
【烏丸線】
・丸太町駅
・御池駅
【東西線】
・御池駅
・市役所前駅
・三条駅
・東山駅
有料観覧席
時代祭りには、有料観覧席があります。
8月28日に発売されています。
ただ、屋根はございませんので、暑い日は、帽子やタオル、水分補給などお忘れなくご用意ください。
◆一般席 2,050円(全席指定・パンフレット付 )
◆時代祭まなび席(御池通のみ) 1席 5,000円(全席指定・パンフレット・イヤホンガイド(当日渡し・要返却)付き)
有料席は、人気の「京都御苑席」から売り切れいていきます。
問い合わせ先:平安神宮HP、京都市観光協会(京都市観光協会HP、京都市観光協会facebook 電話075-213-1717 )
https://www.kyokanko.or.jp/jidai/kanran.html
22日が雨で23日に順延の場合
雨天で23日に順延になった場合は、そのまま有料観覧席のチケットはお使いになれます。
順延の場合、観覧席券は翌23日にそのままご利用いただけます(払い戻しはいたしません)。
順延の場合でも翌日祭が見学できるよう、あらかじめ旅行日程をご計画ください。引用:京都市観光協会のホームページ
葵流☆時代祭りの楽しみ方
時代祭りは12時から始まりますので、
早めに出て御所に行きます。
そこで暑い中、時代祭り参加者の方は出発をいまか今かと待っておられます。
そこなら、出発までの時間、近いところでお会いすることができます。
出発になったら、一緒に出発。
スケジュールに合わせて一緒に行動します。
これで毎年、近くで素敵な匠の仕事が見れます( *´艸`)
皆様もお時間があれば、お試しください。